独学せんせーのためになる日々

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勉強が苦手な人向けに英語などの学習方法や勉強のコツを紹介するブログです。

【勉強が苦手な学生必見】元個別指導塾講師が教える個別指導塾の特徴とメリット

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こんばんは、独学せんせーです。
 


僕は大学時代に3年半、個別指導塾の講師をしていました。今日は元個別指導塾講師として、個別指導塾の良さを伝えていきたいと思います。

 


特に、勉強が苦手な生徒ほど個別指導塾はおすすめなので、塾選びの際にはぜひ参考にしてください。勉強が苦手な生徒の中には個別指導塾に入会した途端、定期テストの点数が1教科につき30点以上も上がった生徒もいました。

 


自分(お子さん)の性格や学力によって個別指導塾か集団塾か選択する、あるいは両方を併用することで効率よく成績アップを目指すことができます。
 


それでは個別指導塾の特徴とともに、おすすめポイントを見ていきましょう。
 

 

 


 

生徒の人数

 

個別指導塾と集団塾で決定的に異なるのが、生徒の人数です。集団塾では学校と同じように、10人以上のクラスで授業を受けることがほとんどです。
 


しかし個別指導塾では先生1人に対し、生徒は1~3人くらいです。そのため、生徒それぞれに個別の内容を教えることができます。
 


つまり講師はばらばらの学年の生徒、教科を一度に教えることになります。一方では中学生の理科を教え、一方では高校生の数学を教えるといった具合です。

 


個別の内容を教えられるわけですから、それぞれの生徒のレベルや進度にあった授業を行うことができるのです。

 

 
講師経験者の立場からすると、「先生1人につき生徒は2人以内の個別指導塾」をおすすめします。
 


個別指導塾では、ある生徒に問題の解き方を解説している間に、別の生徒には問題を解かせます。生徒が3人以上になってしまうと、それだけ解説する時間が短くなり、授業の密度が薄くなってしまいます。
 


生徒が2人であれば、解説と問題を解く時間は半分半分になります。一方で生徒1人を教える時も、問題を解く時間はやはり半分程度は必要です。

 

 
つまり、生徒が1人でも、2人でも授業の密度はさほど変わりません。
そのため個別指導の形態では、講師1人につき生徒2人が効率を維持できる限界の人数だと思います。
 

 

講師はどんな人?

 


個別指導塾では講師は大学生やパートなど、正社員ではないことが多いです。そういった意味では教えるプロではない、と思われるかもしれません。
 


しかし、これは必ずしもデメリットではありません。
 


個別指導塾で成績が急上昇する生徒の特長に、講師と仲良くなってモチベーションが上がるというパターンがあります。

 


このような生徒は自己学習の時間が増えたり、学校の授業もまじめに聞くようになったりと塾以外の学習面にも効果が出ることで成績が上がります。
 


この「モチベーションを上げる」というスイッチを入れられるのは、むしろ大学生だからこそだと思います。
勉強を教えてくれる講師でありながら、学校の先生や親より生徒の年齢に近く、それでいて社会に出ている大学生でしかできない役割なのです。 

 


また、個別指導塾には教員志望の学生や医学部生、将来一流企業に就職するような人材が多く在籍していることがあります。(もちろん教室にもよります)
 


僕が働いていた教室では、超一流企業に就職した学生が複数いました。正直自分が中高生の頃通っていた塾の先生たちと比べても、人材のレベルは圧倒的に上だったと思います。

 

 
裏ワザとしては、偏差値の高い大学や教育学部のある大学の近くにある個別指導塾に通うのもいいかもしれません。

 


また、塾によっては相性のいいと思う先生を毎回指名することもできるので、ぜひ一度相談してみてください。そうすることで、よりモチベーションアップが図れることがあります。
 

 

カリキュラム設定と授業料 

 


授業料は1コマの時間や学年によって、また塾によっても異なるのが正直なところなので、単純には集団塾とは比較できません。ですが集団塾と比べて、自分でカリキュラムを組みやすいというメリットはあります。
 


集団塾であれば週に2回、複数教科からの申し込みということもよくあります。その点、個別指導塾では週1回、苦手な科目のみの受講が可能です。また、受験生の夏期講習などの際には、苦手な科目だけ週に3回受けることも可能です。
 


予算が決まっているのであれば、それに合うようにカリキュラムを設定することも可能という点ではお財布に優しいかもしれません。

 

 

授業の進め方

 

 生徒それぞれのペースで授業を進められることもメリットです。集団塾では「学校の授業についていけないから塾に入ったのに、結局塾の授業が分からなかった」ということがよくあります。それでは元も子もありません。

 

 
しかし、個別指導塾では生徒がわからないところがあれば、分かるまで何度でも教えてくれます。
 


また学校の授業で分からないところや、自分で勉強していて分からないところを講師に聞くこともできます。個別指導は生徒に合った授業を行う塾なので、生徒の希望は可能な限り聞いてくれるはずです。
 


僕も講師をしていた時に生徒から
「今日はテキストを進めなくていいから、学校のテスト勉強をしたい。」
「読書感想文を添削してほしい。」
などの希望があれば、なるべく対応していました。
 


ただし、あまりにも特殊なお願いであれば、事前に教室長に相談しておくことをおすすめします。
 

 

まとめ

 

個別指導塾のメリット
  • 少人数のため、生徒のレベル・進度にあった授業ができる
  • 先生と仲良くなることでモチベーションが上がる
  • 優秀な先生を指名して授業を受けられることがある
  • 苦手科目の授業を重点的に受けることができる
  • 予算内でカリキュラム設定ができる
  • 生徒の希望を可能な限り聞いてくれる


特に勉強が苦手で学校や集団塾の授業についていけない。勉強のモチベーションを上げるために、何かきっかけが欲しい。そんな学生さん(お子さん)は、ぜひ個別指導塾を検討してみてはいかがでしょうか。
 


おしまい