【英語学習法】英単語の学習方法
こんにちは、独学せんせーです。
今日は英単語の学習方法について解説します。大学受験や英語の資格試験の受験を考えている人にとっては、英単語学習は避けては通れません。
英単語が分からなければ、長文問題やリスニングの際にもネックになってくるので早めに勉強を始めるべきです。それくらい重要な英単語について効率のいい学習法を解説します。
1冊の単語帳を完璧にしよう
大学受験にしろ、資格試験にしろ英単語帳は1冊を完璧にすればOKです。基本的にはいろいろな単語帳に手を出す必要はありません。
重要単語の多くはどの単語帳にも掲載されているため、複数の単語帳を使っても内容が重なっています。また、別の単語帳で覚えた訳と微妙に違った訳がででくると混乱してしまいます。
僕自身大学受験の時もTOEICを受験したときも、1冊の英単語帳で勉強しましたが、勉強していてもう一冊単語帳を買っておけばよかったと思ったことはありません。
例外として、学校で英単語帳を買ったがより受験を見据えた単語学習がしたい、もしくは学校で買った英単語帳が見にくい、といった場合は自分で新たに1冊単語帳を買ってもいいでしょう。
また難関大や難関資格を目指していて、今持っている単語帳はすでに完璧にしたため、よりレベルの高い単語帳を買って学習するといった場合も例外です。
しかし、ほとんどの場合は1冊で十分でしょう。TOEICでも860点くらいまでのスコアを目指すなら2冊目は不要です。
英単語帳は繰り返し何度も学習しよう
1冊の英単語帳を学習するにあたっては、何週も復習して完璧に覚えるまで繰り返しましょう。1回見ただけでは決して覚えられません。
英単語を覚える際には
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毎日決まった単語数を継続して覚える
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短期集中で一気に単語を覚える
のどちらかの方法で進めましょう。
毎日決まった単語数を継続して覚える
毎日決まった単語数やページ数だけ単語帳を読み進めていく学習法です。僕も学生時代に採用していました。こつこつ勉強するのが得意な人や暗記が苦手な人におすすめです。
目安としては1日30~50単語ずつ学習していくのがよいでしょう。毎日休みなく学習していく前提なので、なるべく空き時間にさらっと単語を覚えていくのが理想です。
僕は高校時代に電車通学だったので、10分ほどの通学時間や風呂上がりの時間なども使って単語帳をペラペラめくっていました。毎日50単語ずつの復習にだいたい20分ほどかけていました。
単語帳によっては赤シートで意味を隠せるようになっているので、うまく活用しましょう。
短期集中で一気に単語を覚える
毎日こつこつ学習していくより、短期集中で一気に覚えたいという人もいるでしょう。そんな人は最低でも1日に100単語以上進めていきましょう。
先ほどの学習法とは違って片手間ではなく、腰を据えて暗記に取り組みましょう。単語帳付属の音声を聞きながら発音したり、書きながら覚えるとよいでしょう。
短い時間で覚えると忘れるのも早くなりがちなので、短期集中と言ってもしばらくしたらまた同じ方法で復習しましょう。
すべての受験単語を覚えるのは不可能
先ほどの勉強法でもすべての受験単語を覚えるのは不可能です。どんな単語帳でもすべての単語を網羅しているわけではありません。
これに対する対応策を2つ紹介します。
自分専用の単語帳を作る
問題集を解いていくと、「単語帳には載っていなかったけどこの単語はどこかで見たことな」といったことがしばしば出てきます。そんな時にはその単語と意味を1冊のノートにまとめましょう。
分からない単語が出てくるたびにすべて記録してしまうと、量が増えてしまう上、あまり重要でない単語をメモすることになってしまうので、1度過去にもどこかで見たことあるなという単語のみに絞って記録していきましょう。
使うのは市販されている一番小さいサイズのノートで丁度いいでしょう。また、意味をオレンジ色のペンで書いておくと赤シートでテストできるのでおすすめです。
自分専用の単語帳を作っておくことで、自分にとって覚える必要のある単語だけを効率よく復習できます。
わからない単語を推測する練習をしよう
単語帳を1冊完璧に覚え、自分専用の単語帳も定期的に復習するとします。しかし、それでも試験本番で分からない単語は出てきます。
日本語でも知らない単語がある以上、当然です。どれだけ勉強しても分からない単語をなくすことはできません。そういった時のために、分からない単語を推測する練習を普段からしておきましょう。
例えば "export" という単語の意味が分からないとします。もし輸入するという意味の "import"という意味の単語を知っていて「中へ」を表す接頭語の"im"が「外へ」を表す接頭語の"ex"に代わっていることが分かれば、"export"が輸出するという意味になることが予想できます。
接頭語、語幹、接尾語を体系的に学ぼうとするとかなりマニアックにあるため、1から学習する必要は全くありませんが、「この接尾語はこんな単語でも使われていたな」くらいの感覚を普段から持っておくだけでも、いざというときに単語を推測するうえで十分役立つと思います。
また、文脈から単語を推測する方法もあります。英語ではよく同じ意味の分が別の単語で言い換えられている場合があるため、そういった場合は片方が分からなくてももう片方の単語から予想できます。
接続詞から文章の意味を予想することもできます。"but" (しかし)などの逆接があれば前の文とは逆の意味のなることが分かりますし、"so"(だから)などの順接があれば同じ意味になることが予想できます。
文章全体が前の文と逆の内容になっているか、前の文の結果になっているかが分かれば分からない単語の意味もだいたい絞れてきます。
分からない単語を調べることも重要ですが、分からない単語を予想する練習も同じくらい重要です。調べる前に何となく意味を推測する練習をしておきましょう。
まとめ
- 単語帳は1冊を完璧になるまで繰り返す
- こつこつ型の人は毎日さらっと50単語ずつ暗記
- 短期集中型の人は集中して1日100単語以上が目安
- 長文で分からない単語が出てきたら1冊のノートにまとめる
- 普段から分からない単語を推測する練習をしておく
英語学習において単語力はすべての基礎になります。大学受験や資格試験直前で焦って勉強してもすぐには身につかないので、余裕をもって早めから英単語を学習していきましょう。
おしまい