独学せんせーのためになる日々

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勉強が苦手な人向けに英語などの学習方法や勉強のコツを紹介するブログです。

【独学のすすめ!】独学のメリット・デメリット、独学に向いてる資格について考えてみた

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こんばんは、独学せんせーです。
 
今日は受験や資格取得を考えている人のために、独学について書いてみました。
 


受験や資格の勉強をしたいけど塾やスクールに通うか迷っている。
独学を考えているけど、効率よく勉強できるか不安だ。
そう考えている人も多いのではないでしょうか。
 


そんな人のために、独学で数々の資格、受験に挑戦してきた独学せんせーが、独学のメリット・デメリット、独学に向いている資格について考えてみました。
 

 

 

 

独学のメリット


独学はハードルが高いように思えますが、自分一人で学習するからこそのメリットがあります。メリットを順に見ていきましょう。
 

好きな時間に自分のペースで学習できる


独学の一番のメリットはやはり、自分のペースで学習できるということではないでしょうか。
 
仕事や部活で忙しい人。勉強したいけどなかなか毎週決まった日に時間をとることができない、という人には独学が1番の選択肢になります。

 
また、独学であれば分からない部分を分かるようになるまで、時間をかけてじっくりと学習できます。
 


塾や資格スクールであれば自分の理解度とは関係なく、授業がどんどん先に進んでいきますよね。
 


自分自身もそうだったのですが、理屈などを考えながらじっくり理解したいタイプの人は、塾などの授業スピードについていけないこともしばしば…
もちろん独学であれば当然そんな心配はありません。

 

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さらに、社会人の方であれば仕事でで忙しかったりと、どうしても学習できない(する気になれない)日がありますよね。そんな日は心置きなく休みましょう。
 


怠けることができるのはデメリットじゃないの?と思われる方もいるかもしれません。
 


しかし、休みたいときは開き直って休んでしまう方がかえってモチベーションが上がることがよくあります。
 


無理に学習を続けて嫌気がさしてしまうのは、長期的に考えると確実にマイナスです。
嫌々形だけ勉強していても効率は上がりません。そういった意味でも自分のペースで学習できるメリットは大きいのです。

 

苦労して学んだ分忘れにくい

 
当たり前ですが独学では、だれも教えてくれません。
 
どうしてこの公式を使って問題を解くのか。どうしてこの答えになるのか。参考書と格闘しながら、すべて自分で考えなくてはいけません。

 

 
つまり、誰かに教えてもらって理解するよりは、確実に時間も手間もかかります。人間は時間をかけたり工夫して学んだものほど、忘れにくい傾向にあるといいます。苦労して得た知識ほど価値があるわけです。
 

 

そのため、学習する際に

  • 単純暗記ではなく、その背景にある理屈や原理を考えてみる

  • 新しい英単語を覚えるときであれば、似た単語と結びつけて覚える

  • 語呂合わせを使って覚える

など、工夫すればするほど知識が定着しやすくなります。 ちなみに僕は新しい物事を学ぶときには、「すでに知っている物事と結び付けて覚える」ことを特に意識しています。

 

 

塾やスクールに通うより安い

 

塾やスクールに通うより安いお金があまりかからないのも、独学の大きな強みです。 塾やスクールに通えば、数万円~数十万円かかるようなものも、場合によってはテキスト1冊のみで習得できてしまうこともあります。

 

 独学のコスパの良さは僕自身、何度も実感しています。

 

 僕は大学受験のセンター試験で、社会系の暗記科目を2教科受けました。 2教科とも受験勉強に使ったのは、学校の教科書以外では参考書、問題集それぞれ1冊ずつです。値段にして各教科それぞれ3000円程度だったと思います。

 

 それでも、両科目とも90点以上得点することができました。 友達の中には映像授業のコースに7、8万円かけている人もいましたが、それに比べるとコスパがいいのは言うまでもありません。

 

デメリット

 

メリットがある反面、一人で学ぶからこそのデメリットも存在します。ここではどんなデメリットがあるか、またその対処法についてみていきます。 

 

参考書を読むだけでは理解できないことがある

 

独学をしていくと皆が一度は直面する問題が、「難しすぎて内容が理解できない」という問題です。これは正直自分一人ではどうすることもできません

 

 しかし、対処法がないわけではありません。 例えば、受験生であればすべてを独学で完結させようとせず分からないところは潔く先生に個別に質問する、というのも有効です。

 

 僕も高校時代には自習をしていて分からなかったところは、授業後に先生に質問していました。 

 

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また、個別指導塾は独学と非常に相性がいいと思います。 独学が得意な人は独学をメインにして、分からないところをまとめて個別指導塾の先生に教えてもらうのもアリです。

 

 しかし、そもそも独学が難しい科目もあります。代表的なのは数学など、複雑な計算や難しい思考が求められるものです。 こんなことを言うと元も子もないと思われるかもしれませんが、1人では厳しいと思う科目だけは思い切って塾などに通ってみるのもいいと思います。 

 

事実、独学が得意と言っている僕も、高校時代に数学は塾に通っていました。 その教科が得意かどうか、自分の独学スキルで理解できるかどうかによって、どちらのスタイルで学習するか決めましょう。 

 

ちなみに数学が苦手で塾に通い始めた僕も、成績が上がるにつれて数学も独学できるようになっていきました。

 

理解が浅くなりがち

 

 さきほどは明らかな壁にぶつかった場合の対処法を挙げました。 今度は理解はできるものの、人に教えてもらうよりは理解が浅くなってしまう恐れがあるというデメリットです。

 

 一人で勉強していると、何か見落としがあるんじゃないか?先生ならもっとポイントを分かりやすく教えてくれるんじゃないか? と不安になる事があります。 しかし、これは独学自体に慣れることで解決できます。 

 

というのも独学は慣れれば慣れるほどコツをつかみ、精度が上がっていきます。すると見落としも少なくなりますし、自分でポイントを補えるようになります。訓練を積めばテキストに載っていない物事の背景にある理論なども、頭の中で補えるようになってきます。

 

僕は大学の定期試験で、まじめに授業を聞いていた友達からノートのコピーをもらい、独学で勉強していました。(僕は授業も聞いていなかったし、ノートも取っていなかた。先生ごめん!) 

 

もらった資料を読み解き、資料に載っていないような背景や理論などは自分の頭の中で補って理解しました。 そして最終的には、授業を聞いていてノートをとってくれた友人に教えていました。(まさにwin-win!) 

  

要は独学も慣れてくれば、理解が浅くなる心配が比較的少なくなるということです。どうしても自分の理解度が不安な時は、その部分だけ先生に質問する。ネットで調べるなどしてもOKです。

 

モチベーションが続きづらい

 

 黙々と一人で勉強していても続かない、途中でやめてしまうという人も多いのではないでしょうか。

 

毎週決まった曜日に授業のあるスクールのようにペースメイクがなく、自分でペースを決めて進めていかなければならないのが一因かもしれません。

 

 好きな時間に学習できることはメリットでもありますが、人によっては「いつになっても学習する気にならない」というデメリットになり得ます。

 

 モチベーションが上がらないときは、「自分はなぜ勉強しているのか」に立ち帰りましょう。 受験のため、取得した資格を業務で使うため、ステップアップのため…

 

勉強の理由は人それぞれだと思いますが、「勉強のその先にあるもの」を意識することで本来の目的を思い出すことができます。 勉強を始めた時の気持ちに戻ることで、モチベーションを再び保てるようになるのではでしょうか。 

 

 他にもモチベーションを保つ方法はいくつかあります。詳しくは下の記事を参考にしてください。

ymk2020.hatenablog.com

 

 

独学に向いている資格

 

 独学に向いている資格(科目)はズバリ

  • 暗記の割合が大きい
  • 複雑な計算や思考が必要ない
  • 合格ラインの得点率が高くない

資格です。 

 

漢検や社会系の教科などは暗記事項が多い分野ですが、暗記するために特殊なノウハウは必要ありません。 例えばへんとつくりの意味を考えて漢字を覚えたり、語呂合わせを取り入れて暗記の工夫をすれば十分独学が可能です。

 

 逆に数学系の科目や法律系の科目など、複雑な思考を必要とする科目は人によっては独学は難しいと思います。 時間をかけて学んだことは忘れにくいため、メリットにもなりうると先ほど書きました。 しかし、1つ問題を解くのに時間がかかりすぎてしまうと、現実的にやる気が続きません。

 

そういった科目は、まず先生から考え方を教えてもらって理解する。そのあとで、時間をかけて問題を何度も解く方が効率がいいでしょう。

 

 合格ラインの得点率が高い試験、資格も独学には向きません。 ある資格を合格するために、9割も得点しなければならない場合などです。

 

このような資格では1つの見落しが命取りになります。 独学ではある程度の見落としや知識の穴が出てくるので、このような資格勉強には向きません。 その分野に精通してる人に、知識の抜けがないように教えてもらう方が確実です。 

 

逆に6割が合格ラインの資格では、1つや2つの 知識の穴は気にすることありません。むしろ、独学では理解できないからこの問題では捨てて他で点を取ろうという判断ができますよね。

 

実際は9割得点しないと合格できないような資格はほとんどありませんので、「合格ラインが低いほど独学しやすい」くらいで考えてください。

 

まとめ

 

独学のメリット
  • 好きな時間、ペースで学習できる
  • 時間をかけて学ぶことで知識が定着しやすい
  • コスパがよい

 

独学のデメリット
  • 独力では理解できない部分がある
  • 理解が浅くなりがち
  • モチベーションが続きづらい

 しかし、これらのデメリットはある程度対処可能

 

独学に向いているのは

  • 複雑な計算や思考が必要な科目より、暗記科目
  • 合格点の高い資格より、合格点の低い資格

 

独学で学ぶかスクールに通うか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

個人的には「独学」自体が一つの学問だと思っています。独学も練習すれば練習するほど、吸収スピードも上がっていきます。

 

 今後どんどん資格に挑戦していきたい人は、ぜひ独学自体を学ぶつもりで独学に挑戦してみてください。 

 

 

 おしまい